小川糸(幻冬舎)
『ツバキ文具店』の続編。
もう少し鎌倉にいたくて買ってしまいました。
引き続き主人公の元に舞い込む代書の依頼。
亡き夫からの詫び状、憧れの文豪からのラブレター、大切な人への遺言。。
代書の内容だけでなく、そこに至るまでの試行錯誤や、使う道具なんかも興味深いです。
初めて見たときには敬遠してしまったタイトルも、そこに込められた意味がわかった今ではとても共感できるものになりました。
竹は、なんて潔いのだろう。迷うことなく、天に向かって一心に伸びる姿が羨ましくなる。ただ、上空を見上げると、一本一本が独立しているように見える竹も、上の方の葉っぱは互いに互いを支えている。そして、根っこではみんなが繋がっているなんて、なんだか家族みたいだなーと思った。
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